ひがやすを技術ブログ

電通国際情報サービスのプログラマ

もうエンタープライズJavaなんて捨ててしまえ

これまでずっとなるべく言わないようにしていたのだが、もう平たく/明快に言うことにしました。
1)エンタープライズJavaはもう立ち直れないと思う。
だから、
2)GAEを勉強してそのままクラウドというバズワードに踊らされる道を真剣に考えてみて欲しい。


これまでは、1)は言わずに、2)だけ言ってきた。で、「クラウド」の中でも、私が知っている「GAEで開発する」ことの楽しさをなるべく具体的に紹介するようにしてきた訳なのであるが、前半も言うことにしました。
その理由は、若い人に早く気づいて欲しいから。年を取ったら駄目、というわけではないが、あるフレームワークになれて、その経験が長くなってくると、進路変更は大変になる。ところが、多くの人が「もはやそのフレームワークは、時代にあっていない」と気づく頃には、そういう「進路変更大変状態」になってしまっていることが多い訳です。

というわけで、明言することにした次第。


今の私が考える、Javaの1年後ぐらいの将来はこんな感じだ。


* ベストケース:一世を風靡した時代の力は面影もなく、クロージャもプロパティ構文の導入もないが、GAEが広まっている。でも、RDBMSがつかえなくなり、Bigtableになってしまうので、内心は不満に思っている技術者が多い。

* ベースケース:貧富の差は激しく、一部の仕事をしない元請けと、未来に希望を持てない多くの下請けに分離、全員、不況によって仕事がなくなるのを恐れて暮らす。

* ワーストケース:オラクルのSun買収により、オラクルがJDKにバンドルされるようになる。オラクルそのものがバンドルされるのは必ずしも悪いことじゃないが、容量が増えたため、ダウンロードに時間がかかり、細い回線の人は、Javaがダウンロードできなくなる。


ワーストケースになると、ダウンロードに時間がかかるだけでなく、回線も占有してしまうため、あたらしいJDKがリリースされたときには、インターネットがとてつもなく遅くなってしまう。これは困る。なので、是非これだけは避けて欲しい。


というわけで、なんとかせめてベースケース、できればベストケースに至って欲しいわけです。

そのためには、「JavaEEによる開発」が少なくなるとよいかと。JavaEEの閉塞感が打破できないならクラウドに行けばよいではないですか。


(こういうことを言うと、「Javaで失敗したからから、RRRRにいったような人は、RRRRでもまともな開発ができない」などという人もいるが、そういう人は...(略)


成功体験をするためには、成功している場所にいくのが一番。成功しているといえば、Google勝間和代さんも言ってますよね「Google化せよ」と。
ワークライフバランスを実現するには、Googleリーダーを使うのがいいらしい。まじで!!!
http://www.kansatobunseki.co.jp/modules/wordpress/index.php?p=31


エンタープライズJavaは捨てた、そのときから、私の世界は、ドラマチックに変わり始めました。