ひがやすを技術ブログ

電通国際情報サービスのプログラマ

「お前が言うか」シリーズ

日本のソフトウエア開発では、なぜか各工程に関わる職種のなかでもプログラマーの地位が低くなってしまっている。その労働環境の悪い一面が新3K(きつい、厳しい、帰れない)などと言われ、業界イメージ全体が悪くなっている。

 私は本来プログラミングは創造的で楽しいものだと思っている。何故このようにイメージが悪くなって、楽しくないものだとされるようになってしまったのか、大きく二つ考えられる。

 一つ目は、適性の判断や必要な訓練をせずにプログラマーと称する人たちを粗製濫造してしまったことだ。一般に優秀なプログラマーと適性のないプログラマーでは、その能率や品質に20倍前後もの差があるといわれている。このような人たちをまとめて「平均単金×工数」というような価格設定で、たいして差の出ない処遇をするからプログラマー全体の価値が下がってきている。同じプログラムを10分の1の時間で、しかも品質よく作成できるプログラマーであれば、収入に10倍近い差があってしかるべきではないだろうか。

これはきっと、業界の重鎮もたじたじ - IT業界不人気の理由は? 現役学生が語るそのネガティブイメージをフォローする連載ですね。まじに、いいこといってる。今後、データが優秀なプログラマに10倍の単価でお金を払ってくれることを期待しましょう。
次は、TISの岡本さんが、「残業は会社がさせているという誤解」というテーマで、語ってくれると見た。期待のできそうなシリーズですね。