ひがやすを技術ブログ

電通国際情報サービスのプログラマ

JavaOne SFその2

  • Title
    • Configuration files must die!!! - Dependency Injection made easy
  • abstract
    • DIは今や、Javaの開発の本流に踊り出てきました。しかし、今のDIで本当に開発が楽になったでしょうか。設定ファイルを書くことに心の中ではもううんざりしているのではないでしょうか。Seasar2は、そんなあなたの心の悩みを解消します。設定ファイルを書かずにすむ快適なDIライフをご紹介します。もう、今のDIには戻れないことでしょう。
  • outline and details:
    • 今後の開発はLess Configurationに向かう
      • 誰も好んで設定ファイルを書きたいわけではありません。めんどくさいし、書けば間違う可能性があるからです。設定ファイルを書かなくても、フレームワークが自動で処理してくれるなら、誰でもそれを望むでしょう。今後の開発は、Less Configurationに向かうのです。
    • 現在のDIの問題点
      • 「設定を利用から分離する」これはDIの重要な原則ですが、現在のDIは多くの設定をファイルに記述するため、直ぐにファイルが肥大化してメンテナンスが困難になるという重大な問題を抱えています。
    • その場しのぎの解決策
      • 設定ファイルの肥大化に対する1つの解決策として、XDocletアノテーションを使って、ソースコードに設定情報を埋め込むという方法があります。ソースを見るだけで、必要な情報が手に入るので、設定ファイルに記述するのに比べると、だいぶ使いやすくなります。しかし、設定を記述する場所が設定ファイルからソースに移っただけで、設定を記述しなければならないという事実は変わっていません。設定を書けば、それだけ間違う可能性も増えるのです。
    • Less Configurationによるばら色の世界
      • 設定ファイルの肥大化に対する根本的な解決策は、設定を記述する必要をなくすことです。でも、どうやって?これを実現するキーとなる考え方が「Convention over Configuration」です。これは、適切な規約を守ることで、設定情報が無くてもフレームワークが自動的に設定を行うという考えです。Seasar2は、「Convention over Configuration」を使ってLess Configurationを実現しています。
    • サマリー
      • 現在のDIは、設定ファイルの肥大化という問題点を抱えています。これに対する根本的な解決策は、「Convention over Configuration」によって、設定を記述する必要をなくすことです。Seasar2は設定ファイル地獄からあなたを救い出します。