インデントを愛せ - 書評 - みんなのPython
著者より献本御礼。
- 作者: 柴田淳
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2009/04/11
- メディア: 単行本
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はっきりいって、Pythonを学ぶ本というより、プログラミングを学ぶ本としても読んで欲しい。プログラミングを学ぶために必要な項目が、きちんと整理されている。もちろん、Pythonの真髄であるインデントの書き方についてもしっかり学ぶことができる。
目次
第01章 プログラミング言語Python
第02章 変数と組み込み型
第03章 条件分岐とループ
第04章 関数
第05章 組み込み型を使いこなす
第06章 ファイル処理
第07章 華麗で短いプログラミング
第08章 クラスとオブジェクト指向開発
第09章 クラスの継承と高度なオブジェクト指向機能
第10章 例外処理
第11章 モジュール
第12章 スコープとオブジェクト
第13章 標準ライブラリを使う
第14章 アプリケーションを作る
第15章 Python 3
解説されているバージョンは、2.5系。最新バージョンは3.0系だが、3.0系は、過去のバージョンと互換性がない部分もあるので、しばらくは、2.5系が使われると思われる。このバージョンの選定は妥当なところだろう。もちろん、3.0の紹介もある。
プログラミング言語の解説本として、奇をてらったところがなく、王道を歩んでいる感じ。これから、はじめて言語を覚えようとしている人も、マルチリンガルになろうとしている人も、ぜひ読んでみて欲しい。