ひがやすを技術ブログ

電通国際情報サービスのプログラマ

Seasar2とSpringの将来性

それにS2よりもSpringの方が圧倒的に寿命が長そうに見えますし、HotdeployのためにS2覚えるの?Javarebelが普及して無料で使えるようになっちゃったらS2に移行したコスト意味なくない?とか言われると正直言葉につまります。

JavarebelのHOT deployの実装を見ればわかると思いますが、リクエストのたんびに全コンポーネントをデプロイして破棄していると思います。これでは、クラス数が増えると使い物になりません。
試してみるとわかると思いますが、component-scanは、重い処理なので、リクエストのたびに呼び出すのは、あまり現実的ではありません。
これに対し、Seasar2では、そのリクエストで必要とされたコンポーネントしかデプロイしないので、デプロイの負荷がかなり減ります。規模が大きくなってもそれに影響されないということです。
現実の案件で使うためには、Spring自身がHOT deployにネイティブで対応するしかないでしょう。でも、Springのソースを見る限り、過去との互換性を保とうとするとそれは難しいはずです。


また、寿命の話で言うと、Seasar2の継続性 - yvsu pron. yasでも、書いたけど、客観的にいって、ベンチャー企業であり利益を出さないと存続できないSpringSourceより、東証一部上場のISIDのほうが、つぶれる可能性は低いはずです。


結局、いまどきの企業で使われるオープンソースは、単純なボランティアモデルでは成り立ちません。今どれだけ使われているかは重要なファクターですが、寿命に関して言えば、サポートしている企業の継続性が最も重要だということを知っておいたほうがいいです。


これ辺を説明できれば、会社にプッシュするのも難しくないのではないでしょうか。
Seasar大好き」さん、私でよければいつでも協力するので、気軽に声をかけてください。