ひがやすを技術ブログ

電通国際情報サービスのプログラマ

貴腐ワインを楽しもう

そしてお店のおねーさんが勧めてくれた、貴腐ワインなるものを頂く。
あま?い。とってもスイート。スイーツではなく、スイート。これが貴腐クオリティ。
新ジャンル:貴腐女子もここで生まれた。
「フォルシュター・シュネフェンベルグ・フクセルレーゼ・トロッケンベーレンアウスレーゼ

貴腐ワインってなんだか知ってます?
ぶどうにボトリシスシネレア菌が付着することにより、干しぶどう状態になります。干しぶどうって甘いですよね。なぜかというと水分が飛んで、糖分の割合が増えたからです。


この干しぶどう状態のものを醗酵させるのですが、糖分が濃すぎて、アルコール発酵は、途中で止まってしまいます。すると残りの糖分がそのままワインに残るので、貴腐ワインは甘くなるわけです。アルコール発酵を人工的に止めることもあります。


世界3大貴腐ワインというと、フランスのソーテルヌ、ドイツのトロッケンベーレンアウスレーゼ(TBA)、ハンガリーのトカイです。
この中では、ドイツのTBAが最もできにくく、貴重なものになります。TBAは毎年できるわけではなく、たまにしかできないのです。
ソーテルヌは、毎年できますが、貴腐の割合は年ごとに違います。
ソーテルヌで一番有名なのは、シャトーデュケムですが、値段は年によって結構違います。いい年だと4万はするかな(最近の値段を良く知らないけど)。いい年のほうが、やはりおいしいです。どうせ、清水から飛び降りる気持ちで、デュケムを買うなら、高いやつを選びましょう。それだけの価値はあります。
みんなで飲めば怖くない(笑)。