ひがやすを技術ブログ

電通国際情報サービスのプログラマ

Rails 2.2すげぇ

Rails 2.2RCがリリースされました。
国際化(i18n)、スレッドセーフ化など、 うれしい機能が多数追加されているようです。
リリースノートが公開されていたので簡単に日本語訳してみました。 誤り等あればご指摘ください。

変わりすぎだろうと思うRails 2.2ですが、自分の中でもっとも大きいと思うのは、スレッドセーフのサポート。Ruby自体がスレッドセーフじゃない(スレッドセーフじゃないCのライブラリを使っているので)と思っていたけど、勘違いだったのかな。それともRailsが独自にがんばっているのか。


スレッドセーフ化の細かい内容はこちらをどうぞ。
http://blog.headius.com/2008/08/qa-what-thread-safe-rails-means.html


ひとつのインスタンスで、複数のリクエストを同時に処理できるとのことです。でも、グリーンスレッドだと、本当に同時に処理されているわけではないけど、あるリクエストがIO待ちのときに、別のリクエストを処理できるので、以前よりは効率的だと。
JRubyを使えば、本当にマルチスレッドで動くようになると。
スレッドセーフ化にともない、コネクションもプールされるようになったようです。


スレッドセーフ化されたといっても、処理速度がはやくなるわけではないと思います。逆に若干のオーバヘッドがあるかも。この辺は、ケースバイケースかな。
一番の改良点は、メモリを食わなくなったことですね。


正直、スレッドセーフじゃないものをスレッドセーフに変えるのはかなり大変なので、ちゃんと動くようになるには、もう少し時間がかかると思いますが、楽しみですね。