ひがやすを技術ブログ

電通国際情報サービスのプログラマ

誰からも尊敬されるスーパープログラマというロール

最近は、本文よりコメントが盛り上がるようです。
http://d.hatena.ne.jp/higayasuo/20080728/1217232694#c
まさたかさんの古くからの友人としてアドバイスしたい気持ちも良くわかる。オープンソースのチーフコミッタとして、誰からも尊敬されるスーパープログラマになって欲しいという。


私と直接会ったことのない人にとっては、私は、確かに想像しにくい人間かもしれない。

僕は仕事でJavaを使った経験がなく、S2Container.NETを少し試しに触った事がある程度の泥のように働く人間なので、純粋に日記としてひがさんのブログを読んでいるんですが、ひがさんのブログは異常に面白い。ちなみに、泥はパック以外の用途で働いたという話をついぞ耳にしないので、あまり働かない人間という意味で使っていますが……。
ひがさんのブログは有名プログラマー(技術者)のブログであることにまちがいなく、livedoor Readerでの購読者も2000を越えており凄まじいですが、いったいどういう感じで読まれているのかがよくわからない。まつもとさんの日記(3600user強)や結城さんの日記(3600user弱)がどういうかんじで読まれているのかは想像しやすい(あっているかどうかはわからないけど……)。Rubyや.NETユーザの集まりは覗きにいった事があるけど、JavaSeasarの集まりはみにいった事がない、というのが原因なだけでもないような気がする。
とにかく、写真バーンみたいな感じとかが僕の今まで抱いていたスーパークリエイターブログの常識をこなごなに打ち砕いた。あとオープンソース開発でもてたい。

私は、みんなが思い描くような理想的なプログラマではないので、違和感を持ち、何もストイックなことばかり書かなきゃいけないもんじゃなしのエントリのように「気にくわぬ!」と思う人もいるかもしれない。


でも、すべてを含んだのが私なんだよね。「SIについて真剣に悩んでいるのも私」「おちゃらけているのも私」「次々とオープンソースのプロダクトをリリースしているのも私」。
自分で言うのもなんだけどSAStrutsS2JDBCといった今後のSeasar2を担うプロダクトを次々と書き上げるのは、そう簡単なことじゃない。コードを書くことも人一倍やっていて、成果も出しているわけです。


すべてが私だから、何か別の型にはめようとすると破綻してしまう気がする。誰からも尊敬されるようなスーパープログラマという型は自分には当てはまらないと思う。


「型にはまらずひらめきで生きる」というのが、今の私の型です。型にはまった人生で勝てで書いたようにいろんな型を学んできて、今は「守破離」の離だと思う。
「軸がぶれてもいい」という軸はぶれていないのも同じ感じかな。
軸がぶれないって危険なことかもね


というわけで、「誰からも尊敬されるスーパープログラマになって欲しい」という気持ちは、痛いほど良くわかるけど、今は、自分の型を守りたいと思います。