ひがやすを技術ブログ

電通国際情報サービスのプログラマ

泥カンと未来サミットとIT業界の現実

「日本IT業界は日本の他の他業種に比べ、賃金など労働条件面では恵まれている」

みんな(自分も含む)泥という言葉に惑わされて、迷走した気がする。もともとのIPAの討論会の目的は、「IT業界はネガティブなイメージがあるけど本当はどうなのか」って話だった(と思う)のにね。
泥カンの開催目的が、IT業界のイメージアップであり、ポジティブキャンペーンであることは、すばらしいことだと思う。良い面を伝えることは重要。ただし、過剰演出が問題。

  • 2年目で仕事の全体を把握できる
  • 下積み期間はほとんどない
  • やりたいことが直ぐ(人によって違うけど1,2,3年目)にできる

即戦力を取ってるベンチャーならありえると思うけど、新卒で入って上記の事が満たされることはまずないと思う。過剰演出は、誤解を生むし、マイナスに作用することもある。

hayamiz: @natsutan 「東大出ると大企業入れるから泥のように働かなくてよいよ」が結論だったように思いますね。

聞いてた学生にこう思われちゃいかんでしょう。正直に本当のことを話せば、ちゃんと伝わると思うよ。


私もIT業界の現実を学生や現場の人と語るというエンジニアの未来サミットに出ます。
重要だと思っているのは、自分のリアルを語ること。弾さんもそう思っているようですね。

その「実際のところ」になるべく肉薄できたらと考えております。


正直、アルファーギークたちは、今、苦労はしていないと思うんだよね。人から押し付けられる苦労と言い換えたほうがより正確かも知れない。でも、「新しいことに挑戦して道を切り開かなければいけない」というプレッシャーは大きいと思う。少なくても自分はそう。普通でいると直ぐに自分が陳腐化してしまう気がする。
好きなことを好きなようにできるという華やかな部分とプレッシャーとの戦いが自分には存在する。
そこをきちんと伝えたいと思います。