ひがやすを技術ブログ

電通国際情報サービスのプログラマ

硬い言語と柔らかい言語は自分の土俵にいるだけでいい?

固いのを無理に柔らかくしたり、逆に柔らかいのを固くしようとしたり。
そういうのって、あまりやりすぎると体に良くないような気がします。

昔、WEB+DB Pressのインタビューで弾さんにも、「(Seasar2は)わざわざスクリプト言語の土俵に上がってくる必要はないんじゃないの?」って言われたけど、それって思考停止だと思うんだよね。
イノベーションって、代替産業に学んでいることが多いと思う。この辺の話は、ブルーオーシャン戦略にもでてきます。
だから、私はスクリプト言語(代替産業)から学ぶ。学んだ上でより新しい価値を作りたいと思う。
Javaで、HOT deployができるから面白いんですよ。HOT deployと型付言語が融合することで新たな開発スタイルが誕生する。
Railsのやりすぎ感は楽しい、でもJavaを取り巻くビジネス環境(既存システムの作り直しが多い)には合わないから、Seasar的には別の選択肢(ニュートラルな路線)をとる。ActiveRecordの良い意味でやり過ぎなところと、S2JDBCの優等生的なところを比べると、その辺の違いが良くわかると思う。ただし、優等生だけだとつまらないので、流れるようなインターフェースでスパイスをきかせているわけです。
代替産業に学びつつ、自分たちのビジネス環境にフィットさせることを私はいつも心がけています。良くも悪くもビジネス中心なところが、Seasarらしいところでしょうね。