ひがやすを技術ブログ

電通国際情報サービスのプログラマ

基礎の必要性

そんなの問題外だ、というくらい基礎中の基礎が抜けていたとしても、Seasar2プロダクトは使えてしまいます。

Seasar2で目指しているのは、基礎のできない人でも使えるということではなく、機械的にできるような非本質的な作業はできる限り自動化し、開発者が本来やらなければいけないことに集中できるようにすることです。
私は、性善説に基づいているので、最初は良くわからずに作っていた開発者も周辺の技術に興味を持ち、いろいろ勉強してくれるだろうと信じてきます。最初は、基礎的な知識が足りなかった人も、丁寧に誘導してあげれば、基礎的な知識を身につけてくれると信じています。最初から、「こんな基礎的なこともわからないのかボケ」みたいなことはしたくありません。
ITの業界が良くなっていくには、より多くの人が参加することが重要です。多くの人が参加すれば、そのうちの何人かは、すごいことをやってくれるでしょう。最初から、優秀な人しかお断りみたいなことにすると、結局、業界がしぼんでしまうのではないかと思います。
基礎的なことがわからなくてもとりあえずできればOKではなく、辛抱強く教えていくことが重要なのではないでしょうか。ただ、最初から難しいことにうんざりして、この業界から去るような状況にはしたくない。最初の敷居は低くしたいのです。