Jonasとランチミーティング
AspectWerkzのJonasがBEAのセミナーのために来日してました。
http://www.beasys.co.jp/news_events/bea_seminar/td_2005.html
事前にJonasと会わないかと誘われていたのですが、今週は、息もできないほど忙しかった(まだ終わってないけど)ので、会うことはできないなぁと思っていました。
それが、ちょうど水曜日のお昼に15:00からはじまるプレゼンの資料を作り終えてほっとしているところにうちの部長から電話が。
部長:今、Jonasと品川でランチしているからちょっとこい。
うちの会社は品川にあるのですが、偶然にもセミナーが品川で行われていたのと、私がプレゼンの資料作りを終えてピンポイントで時間が空いていたことと、なぜか部長がJonasとランチしているという偶然が重なって、会うことができました。こんな偶然あるんだなぁって感じ。
そうそう、AspectWerkzの発音ですが、本人は、「アスペクト ウワークス」と言ってるように聞こえました。カタカナで書くと微妙ですが、Wのウワの発音です。
AspectWerkzですが、開発は完全に終了し、AspectJに引き継がれるそうです。AspectJ5にはまだ動的デプロイ(だったかな)の部分はまだ引き継がれてないけど、そのうち実装されるかもねと(たぶん)いってました。
BEAはAspectWerkzのスポンサーだったわけですが、それはBEAの社員としてJonasを雇ってAspectWerkzの開発をやってもらうということみたいです。プロジェクトに金の差し入れがあるとかそういうことではなく。もちろん、AspectWerkzの開発だけでなく、JRockitのVMをAOPに対応させるということもやってたみたいですが。
Jonasは今後、BEAをやめてベンチャーのTerracottaに移ります。
http://www.theserverside.com/news/thread.tss?thread_id=36073
http://feeds.feedburner.com/techtarget/tsscom/home?m=96
Terracottaはクラスタリングのための分散オブジェクトのミドルウェアを作っているのですが、そこでSpringのサポートを予定しています。日本の市場も重要な位置を占める(?)Seasar2のサポートも考えていて、今ソースコードを見ているそうです。
Jonas:マニュアルが日本語なので直接ソースを見るしか無かったよ。
ごめんね、Jonas。JavaOne Tokyoにターゲットをあわせて英語のサイトを立ち上げることに現在全力(?)で取り組んでます。
Jonas:Seasarのユーザってどれくらい?
Seasarのユーザの正確な数は良く分かっていませんが、ダウンロード数はSpringの1/5だと答えたら、WorldWideのSpringと比べてJapan OnlyのSeasarのダウンロード数が多いことに驚いていたようです。是非、英語のサイトを作って、WorldWideで勝負するように言われました。
Jonas:英語のドキュメントのドラフトができたら、おいらがチェックしてあげるよ。Spring Killerとしてblogでも紹介してあげるよ。
Jonasって良いやつ。
Jonasはbackport175の開発者でもあるのですが、Seasarのソースコードを見ていてbackport175が使われているのを知って、とても喜んでいました。日本の開発者でbackport175のクラス名の自動補完をするプラグインを作っている人がいるんだけど、寄付するって言われたらどう思うと聞いたら、Welcomeだよといってました。
JonasがSeasarのソースコードを見るというのも偶然だし、そこでJonasの作ったbackport175が使われているのもすごい偶然。一緒に会って話できるのもすごい偶然。
なにか見えない大きな力に引っ張られているようなそんな気がした1日でした。