ひがやすを技術ブログ

電通国際情報サービスのプログラマ

curl入門その1

curlFlexと並ぶ、リッチクライアントの開発環境(言語)です。最強の言語とも言われるcurlの実力を探っていきましょう。
ダウンロードは、http://www.curlap.com/html/download/ide60ex.phpから行ってください。
まずは、「こんにちは」と表示するアプレットを作ってみましょう。curlでもJavaのようにアプレットと呼ぶようです。
Surge Lab IDEを起動します。
メニューからファイル->新規で新規プロジェクトタブを選び、アプレットプロジェクトをチェックして、マニフェスト名にMyFirstAppletと入力して、OKボタンをクリックします。start.curlというファイルが作成され、下記のようなコードが記述されているはずです。

{curl 3.0 applet}
{curl-file-attributes character-encoding = "shift-jis"}

最初の行は、ヘラルドと呼ばれます。3.0というのは、このアプレットを実行するのに必要なcurlのバージョンです。3.0.7+というように記述すると、バージョン3.0.7以上の場合に実行が可能になります。
注意が必要なのは、3.1.xだとかは3.0.7+の対象にならないことです。そのような場合には、3.0.7+, 3.1のように記述します。3.0と記述すると3.0.0+と同じ意味になります。(3.1というバージョンは実際には存在しません。あくまでも例です。)
ヘラルドでappletと記述することでこのファイルがappletだということを指定します。
2行目でファイルのエンコーディングを指定しています。
3行目にこんにちはと入力してみましょう。最終的な内容は次のようになります。

{curl 3.0.7 applet}
{curl-file-attributes character-encoding = "shift-jis"}
こんにちは

文字列を出力するには、文字列を直接記述すればOKです。curlはHTMLのようなコンテンツ記述言語としての側面もあります。
後は、メニューからファイル->保存を選び、続いてメニューから実行->プロジェクトを実行を選んでください。ブラウザに「こんにちは」と表示されたはずです。簡単ですね。