「元請けにこだわる理由」の「いいがかり」についてひとこといっておくか

自社のバックオフィスの方が、外注先に対してどんな立ち居振る舞いをしているのかご存じですか? 自社と外注先との間の契約がどのようになっているのかご存じですか? それを目の当たりにしても同じことを言い続けられる自信はありますか? そういうことはスーツの仕事とレッテルを貼って見て見ぬ振りをしてませんか? それでいて業界を変えたいなどといいますか?

業界を変えたいっていってるところから、おいらのことを言ってるとして話を進めるよ。


バックオフィス(この文脈では調達のことかな)の方が、外注先に対してどんな立ち居振る舞いをしているのかは、正直良くわかりません。転職したことがないので、他の会社のことは良くわからないけど、弊社の場合は、調達と外注先が価格や条件の交渉する場に、案件側の人間は立ち入ることはないためです。必要だといわれたらもちろん同席するけどね。
新規取引をさせていただくときの最初の顔合わせに同席することは時々あるけど。


「調達のこと」と「業界を変える」ということは何の関係もないんじゃないの。仮に弊社の中に、私が見たことのないところで、ひどいことをしている人がいたとしましょう。「その人を改心させられないくらい」なら「業界を変えるなんていうな」ってことでしょう。


これは、どう考えても「いいがかり」だよね。
うちの社員は、1000人以上いるし、全員の行いを正すなんて無理ですよ。

みんなで技術力を向上しようなどとアジテーションを繰り返しても、その成果を挫くような契約形態を取ってる会社に属して禄を食んでいるのが事実なのではないですか? 

「みんなで技術力を向上させよう」ってのは、アジテーションなんだ。知らなかったよ。仮にアジテーションだったとしても、その結果、みんながプログラミングを好きになり、技術力が向上するなら、自分の願いはかなうけどね。


「元請け企業所属の方にいいたい」のこの後の部分は、自分に言っているのか、誰にいっているのかわからないところがあるから、自分に向けて言ってると思うところに反応するよ。

ブログなどで社外の人に向けてに叫ぶより先に、自社の中で行動して自社を変えてください。身の回り一つ変えられなくて、何が業界ですか? 何が社会ですか? 何が世界ですか? やりたいこと・出来ることをやってるだけで、世の中が変わるほどそんな都合のいいことはないのです。社内で上り詰めて改革をするくらいの気概を見せてください。

いわれなくても、社内も変えるように努力してますよ。
うちの会社が、少なくとも若いうちは、技術力をつけるべきだという風に変わったのも、新人の研修期間が三ヶ月延長されたのも、技術力がないとちゃんとした設計はできないと経営陣にいい続けてきたことが、微力ながら影響してかもしれません。
また、技術を極めたい社員が、ライン職にならなくても、職位(給料に結びつく)をあげていけるように人事制度が整備されたのもそうです。
残念ながら私の力が及ばなくて、劇的に弊社が変わるまでにはいたっていませんが、一歩一歩努力を積み重ねることで、会社もいい方向に変わっていけると信じています。


社外に対しても一緒ですよ。私の力なんて微々たる物です。でも、何もしないよりはいい。一歩一歩努力を積み重ねることで、業界もいい方向に変わっていけると信じています。


社内に対しても社外に対しても、努力をし続けることが重要です。社内だけだと見方が狭くなっちゃうので、社外活動もするべきでしょう。

1年前と・3年前と比較して、何をどれくらい変えることが出来ましたか? その実績をこそ叫んでください。これからの話よりも前に、これまでの苦闘とその結果を語ってください。であればこそ、その奮闘の先にある未来を信じることも出来るでしょう。プロは結果でのみ評価されます。

社内での結果の話はしたので、社外での話をします。SAStrutsS2JDBCをリリースしました。特にSAStrutsは評判が良くて、ダウンロード数も2008/8月で300/月くらい、実際に使った人の評判もTeedaのときには、賛否両論でしたが、SAStrutsは、良い評価のほうが圧倒的に多いです。
イベントもいっぱいやって、楽しかったって人はいっぱいいたよ。プログラミングに興味を持ったり、Seasarに興味を持ったりした人も増えたでしょう。
blogでも、前よりもいろんなメッセージを出すようになった。blogについては、賛否両論あるでしょうが、多くの人に読んでいただいているということは、意味のあることであり、実績として上げられると思いますよ。


元エントリは、私への「いいがかり」以外は、すごくいいエントリだと思うだけに残念ですね。
言い争いするつもりはないですよ。「いいがかり」に反論しただけです。
他人に変に干渉せず、自分の思う道を進めばいいのに。