ひがやすを技術ブログ

電通国際情報サービスのプログラマ

型にはまった人生で勝て

「『勝ち組』と呼ばれてみたかった」。実はこの時点で、負け決定。

私の目から見て「この人は『勝ち組』って呼ばれてるんだろうな」という人は、「勝ち組に入ろう」なんてちっとも思っていない。確かに「組」を利用する気持ちはあるし、その過程で組に入ることもあるけれども、それはあくまで客として。「組員」になる気なんてまるでない。本当に興味があるのは、組の中の序列でなくて自分自身。だからその組が自分の居場所じゃないと悟れば、とっとと組を捨ててしまう。

「勝ち組」は、自分が組のなかのどの位置にいるかどころか、そもそも組の中にいるかどうかすら気にしない。その代わり、昨日の自分と比べて、今日の自分がどれだけ成長したかはすごく気にしているし、寝る前には、いや夢の中でも明日の自分は今日の自分よりどうすればより自分らしくなるかを考えている。

弾さんのエントリには全面的に同意する。

  • 誰かに対して勝った負けたと考えている時点で、負け決定。
  • 常に自分がどれだけ前に進んでいるかが重要。

自分もまさしくそう思う。ただし、ちょっと気になることがある。

そんなわけで、便宜上「勝ち組」という言葉をここでも使ってきたけど、オレはそんな組に入った覚えはまるでない。オレが入っているのは、「俺組」。別に「弾組」でも構わないけど。

勝ちたければ「俺組」を作れ、その結論は正しいと思うんだけど、いきなりだとみんな戸惑う。「俺組」を作れない自分は負け組みですか。って話になる。

結婚して職場の中でマジョリティになることが「勝ち組」でそうでないから「負け組」という発想ではなくて、既存の枠組みから抜け出して、自分で新たな枠組みを作ってそこのトップになる。

発想の転換ですね。ただ、そのためには周囲からの雑音が聞こえてくる被雇用者という立場で雑音を華麗にスルーするか、被雇用者から抜け出して自分の価値観で動ける枠組み、企業をつくってしまうという発想ですね。

それだけの能力が今のsyncにあるかどうか。・・・無いかも。

そういう発想が出来るのがマッチョで、出来ずに負け組とウジウジしているのがウィンプなのかも。

ほらね。戸惑ってる。みんなが知りたいのは、「俺組」の作り方だと思う。
「俺組」の作り方は簡単。最初は徹底的に目指すと人の良いと思うところをまねて、型を身につけること。最初から、オリジナルの型を作ろうと思ってはいけない。オリジナルの型でいきなり成功する人なんて、ほとんどいない。何かを徹底的にまねて、しっかりした型を作る。そうすると失敗が減る。失敗が減ると少なくても負けなくなる。
負けなくなれば、結構自分の望んでいる生活ができる。まわりは、型もなく失敗を重ねている人がほとんどなんだからね。
これは、モッチーのいっているロールモデル思考法に近いはず。ただ、この人のようになりたいんじゃなくて、この人の型(思考パターン)を学ぶという感じだけど。いろんな人の型を学ぶことで、型が合成されていき、いつの日かあなた独自の型ができる。


実は、弾さんのblogも型にはまっている。どんな型かというとオーソドックスな起承転結。
「起」は、書籍なりblogなり記事からネタを取り上げる。ここからは想像だが、取り上げたネタとは違う結論を最初から考えているはず。最初のネタと結論の違いが大きくて意外性があるほど、blogは面白くなる。
「承」で盛り上げた後、「転」で意外な方向に展開する。「結」は、論理的で短い結論。
この型に当てはまっていないときもあるけど、また、それも別の型。例えば、いきなり意外性のある結論からはじめる場合もあるけど、これも起承転結の変形であり、結論の意外性が面白さにつながる点は同じだ。
型がしっかりあるからこそ、多くのエントリを書くことができ、読むほうも安心して楽しめるのではないだろうか。


「しっかりした型を身につける」負けないためにはこれが重要。負けないでいれば、結構自分の望む生活がおくれると思うよ。