エンジニアの幸福感に国際競争力が必要ってのはおかしいと思うよ

エンジニアが幸せになるためにはその産業が国際競争力を持つことだと思うんだよね。

エンジニアは、「自分の仕事を人に認めてもらうこと」で幸福感を得る。国際競争力があるかどうかなんて関係ない。ただし、国際競争力があれば、自分のことを認めてくれる人が増えるので、幸福感の量は増えるかもしれない。でも、それだけのことにすぎない。

日本に唯一あるのはゲームの世界で,ゲームの世界のエンジニアはすごく幸そうですよね。

 任天堂岩田聡社長と話したんですが「うちには好きなことをやっている人間しかいません」と豪語されていましたね。それでその周囲に放っといてもゲームのプログラムを書いてくれる人たちが万単位でいて。

 ゲームのクリエータは,成果報酬で億単位のお金を得ている人たちがけっこういて,そういうひとたちがロールモデルになって,人材がその産業に流れ、しかも育っています。

 でもそれは、突き詰めて言うと,ひとえに日本のゲーム産業が国際競争力を持っているからなんですよね。

「日本に唯一あるのはゲームの世界」とか、あんまり唯一なんていわないほうがいいと思うけど、ここはスルーしましょう。ゲームの世界のエンジニアが、全員幸せなわけじゃないし、みんなが任天堂の社員じゃないし、結局は、その人の才能しだい。ゲーム産業が国際競争力を持っていることとは関係ないよね。億単位の金をもらうためには、国際競争力がないとダメかもしれないけど。
国際競争力が不要だといっているんじゃないですよ。力のある人は、どんどんグローバルな場で、競争するべきだと思うし、産業も国際競争力をつけるべきだと思う。特に経済的な観点からは。
「エンジニアが幸せになるためにはその産業が国際競争力を持つことだと思う」というのは、ちょっと違うでしょうってこと。