ひがやすを技術ブログ

電通国際情報サービスのプログラマ

大量データの扱い

S2Daoでは、大量データをディスクにキャッシングする機能を
提供します。
例えば、10万件のデータにアクセスする場合でも、
メモリ上には、100件分のデータだけがあり、
必要に応じて、ディスクからデータが読み込まれ、
不要になったデータは、ディスクに待避される仕組みです。


また、非同期読み込みも提供します。
20件づつページングして表示する画面があったとします。
初期フェッチサイズに20を指定して検索すると、
20件フェッチした段階でクライアントに結果が返され、
残りのデータは非同期で読み込まれます。
データ件数が多い場合には、ディスクへのキャッシングも同時に行われます。


ディスクへのキャッシングや非同期処理は、クライアントに気づかれることなく
行われます。
永続化層以外でSQL文が発行されることもありません。
このことは、ダイコン時代には非常に重要なことです。
プレゼンテーション層やサービス層から、例え気づかなくても
SQL文を発行してはいけないのです。


非同期処理を復活。
S2Daoは機能が豊富なため、段階的に(3,4回に分けて)リリースする予定です。
S2Daoにここまで力を入れているのは、工数削減のための
キラーフレームワークとして位置づけているためです。

  • 定型的な処理はSQLを自動生成。
  • 非定型的な処理はフレームワークに振り回されることなくSQLを手動で記述。
  • SQLを自動生成しているのか、手動で記述しているのかはクライアントが意識する必要なし。
  • Javaのコーディングは不要。
  • しかも、学習コストをほとんどかけずに。