ひがやすを技術ブログ

電通国際情報サービスのプログラマ

Javaを古くしたやつとRubyを煽っているやつ

その正体はわかったよ。正体わかった瞬間からだが震えたよ。まじで。
まずは、羽生さんのこのエントリを見て欲しい。
http://d.hatena.ne.jp/habuakihiro/20070922#1190464426
その後によしおりのこの有名なエントリも復習して欲しい。
http://d.hatena.ne.jp/jYoshiori/20070826/1188150596
もうさぁ、変わってないよねぇ。昔からのこの構図。歴史は繰り返すっていうの。
あからさまにいうとさぁ。賢いスーツな奴らと、頭の固くてあわれで保守的なおやじの歴史だよ。
最初は、EJBだよ。EJB。これからは、ビジネスコンポーネントが流通して、もうプログラミングはいらなくなる。コンポーネントの組み合わせを考えるだけでOKみたいな。最初にね、キャッチーな言葉とともに、あらたなテクノロジーを広めようとするのは、賢いスーツな奴らよ。
やつらは賢い。そして悪人じゃない。最初は本当に良いと信じているんだからさ。でも、悲劇はその後起こるんだよ。賢いスーツなやつらにEJBは良いと信じ込まされたおやじはさぁ、なんでもかんでもEJBで作り始めるわけよ。それがさぁ、悲惨な結果になったのは、羽生さんの書いてるとおり。
スーツな奴らは賢いからさぁ。EJBがうまくいきそうにないことを知るとさっと逃げ出す。でも、これも悪いことではないんだよ。状況を的確に判断してさぁ、行動するのはあたりまえ。悲惨なのはさぁ、頭の固いおやじの下で働いている開発者たち。彼らのことを思うとホントに心が痛む。テストしづれぇー、インターフェースうざってぇー、デプロイめんどくせぇーと思って、頭の固いおやじにいっても聞いてくれないんだよ。標準が良いに決まってるだろうとかいってさ。
この後がStrutsだよ。Struts。賢いスーツな奴らがいうんだよ「設定ファイルによって仕様変更にも柔軟に対応できます」みたいな。これからは「MVCです」みたいな。
WebにおけるMVCを実現したStrutsはまぶしかったよ。そうして、頭の固いおやじたちはStrutsを信じるようになった。Struts + EJBってのがそのころの流れよ。EJBはもう傾いてたけどさ。
ちょっと遅れて出てきたのが、SpringとHibernateさ。RodとGavinは、EJBで苦しんでいた俺たちを救ってくれたよ。そしてまたさ、スーツな奴らがいうんだよEJBに変わってこれからは、SSHですよと。
SpringとHibernateEJBから俺たちを救ってくれた。でもかわりにXML地獄を残してくれたけど。でも、これはSSHが悪いんじゃない。常に改良の歴史なんだ。
SSHベースでさ、Excelソースコードや設定を自動生成するラッパーフレームワークがはやったねぇ。本当は、設定ファイルをなくすことが重要なんだけど、対処治療法的なところも良くある構図だよ。
そんなさぁ、XML地獄から俺たちを救ってくれたのが、Railsだよ。いつものごとく、スーツな奴らは、煽るんだけど、頭の固いおやじたちは、SSHから離れられないんだよ。もっと保守的なおやじは、Spring, Hibernateも信じてなくて、Strutsしか信じてないことも結構多いらしいけどさ。
Javaを古くしたのは、頭の固いおやじたちさ。Javaだってもっと良いものがあるけど、理解しようともおもわないんだ。不幸なのは、頭の固いおやじたちの下で働いている俺たちさ。よいものがあるといってもおやじたちは聞く耳を持たないんだ。
技術なんて本質的なことを抑えておけば、最新のことは知らなくても問題ない。そういうおやじはまさしくおやじだ。技術の本質なんて誰もわからないよ。もし、本当に本質が理解できているなら、みんながこんなに苦しんでいるはずないじゃん。