残業を悪とするチームを作ろう

長時間労働サービス残業は、基本的には会社の問題であり、上司の問題です。
例えば、大手SIer長時間労働サービス残業が発生するよくあるケースを見てみましょう。


会社は、ワークライフバランスを向上させるために、年間360時間以上の残業をしてはいけないというルールを決めたとします。この段階で、会社は残業は社員のために良くないと認識しています。


現場は、社員の稼働率を上げるためにオーバーワーク気味に仕事をアサインします。仕事がないときに備えて、仕事があるときは、多めに仕事を振るのです。これが間違いなのですが、たいていの現場は、このように行動してるでしょう。つまり、仕事があるときは、多めに振られているので残業することが前提なのです。


ここで、会社の作った残業規制のルールが効いてきます。上司は、会社のルールがあるので、月30時間以上の残業をつけることを基本禁止します。「残業をつけることを禁止する」だけで残業そのものを禁止している訳でないことがポイント。
残業を禁止するとプロジェクトが遅れることがわかっているから、残業そのものは禁止しない訳です。これがずるい。


そういわれた社員は、30時間以上の残業はつけなくなるでしょう。これが、ザビ残が発生する典型的な例。
会社は、社員の残業を減らしたいと思ってルールを作ったのに、残業は減らず、ザビ残を発生させる原因を作ってしまったのです。


残業の問題を会社や上司のせいにしても実は何も解決しません。会社や上司を変えることは、とても難しいことだからです。


この問題を解決するには、自分たちのチームを作るのがおすすめ。会社や上司を変えることは難しいけど、仕事上のチームを作ってその中は残業を悪とする文化にすれば良い。


残業を悪とする文化にするには、残業をしてもプロジェクトのためにならないことをチームのメンバー全員が理解していることが必要です。残業することによって、プロジェクトが良い方向に進むと思うなら、無理して残業する人が出てきてしまうからです。
残業を悪とするチームを作ったとしても、そのチークの成果が以前より下がってしまったら、上司から圧力がかかり、残業を悪とするチームを維持できないでしょう。チームを維持するためには、生産性も向上させる必要があります。


どうすれば残業を悪と見なし、チームの生産性を向上させることができるのでしょうか。
それは、チームの全員が仕事の質に誇りを持つことです。
仕事の質に誇りを持つなら、長時間残業はできません。なぜなら、長時間残業すると仕事の質が落ちることは、だれでもわかるからです。


これまでは、仕事の質にこだわらず、とりあえず仕事を進捗させるために残業をしていたのではないかと思います。仕事の質が悪いから、仕事の効率も悪いのです。
だったら、仕事の質にこだわりましょう。そうすると残業ができなくなる。仕事の質が高いから、チームの生産性も上がり、以前よりもプロジェクトを早く前に進めることができるようになる。


仕事の質に誇りを持ち、残業を悪とするチームを作ることは、あなたにもできます。


私のチームは、ペアプロで仕事をしているので、マジに長時間の仕事はできません。ペアプロはものすごく集中しないとできないから。それが逆に残業を悪とする文化を作れているのかもしれません。
ルールは状況によって変えているけど、最新の仕事のルールは、夜20時以降は作業をしないことです。起きて13時間以上たつと効率が落ちるというルールがあるらしいので、7時におきたら夜20時以降は作業しないというのは理にかなってますね。


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