ひがやすを技術ブログ

電通国際情報サービスのプログラマ

コードを書く VS メンテナンス

私が「コードは好きだから書いている」でも「メンテナンスは好きではない」、だから「仕事としてメンテナンスしている」。という風に理解していいて、「本当にメンテナンスが好きなら趣味でもできるはずだ。」という主張なら、その理解していると思っている部分は事実とは違います。
私は、そもそもコードを書くことが好きなわけではありません。私の願いはユーザの役に立つことです。
Seasarがどうして生まれたのかご存じない方も多いと思いますが、羽生さんとこの案件で使ってもらうために作ったのが最初(正確にはもうちょっといろいろあるけど、Seasar0は間違いなく羽生さんところ用)です。
ユーザの役に立つのは、フィードバックを受けてメンテナンスすることだと思っているので、私はメンテナンスすることが好きです。
Seasar2の開発の初期のころは、一週間ごとにリリースしていました。これは、ユーザのフィードバックを即座に反映させるためです。もちろん、これもメンテナンスです。ソフトウェアは、最初に作った後は、ずっとメンテナンスが続くのです。
趣味でメンテナンスし続けることができるなら最高ですが、少なくてもSeasar2の場合は、やらなければいけないボリュームと迅速な対応が必要だったため会社仕事としてやっています。
ユーザにとっては、趣味だろうが仕事でメンテナンスしていようが関係なくきちんと自分の望むメンテナンスがされていることが重要でしょう。
ユーザの望むメンテナンスのあり方は、ソフトウェアの内容によって違うので、「RubyでできているからSeasarでできないのは、お前らがやろうとしないからだ」というのはちょっとだけ違うのではないかと感じました。
Rubyも趣味でメンテナンスしている人も仕事でメンテナンスしている人もどっちもいると思いますが、そこに優劣はないですよね。それぞれの役割をきちんとこなしていることが重要だと思います。