ひがやすを技術ブログ

電通国際情報サービスのプログラマ

ぜお前らは「好きだからコードを書く」はできるのに「好きだからメンテナンスする」ができないのか?

コードを書くだけなら簡単です。でも、それを維持し続けるのはその何倍ものコストがかかります。それを趣味の範囲でやるのは無理でしょう。

ってのが俺には腑に落ちない。俺趣味*1でRubyのメンテやってますけどあれか、俺が提供してるようなものはままごとレベルだと仰る?だとしたら今後銀行でRails採用するところはありえないのか?だってRuby本体のほうが担当俺なんだし。

まずメンテナンスのコストの話から。メンテナンスのコストは、単にソースコードやドキュメントを修正したりといったことだけではなく、MLやblogで疑問がある人や困っている人がいれば助けてあげなければいけない。単に知識だけで即答できることならまだ簡単ですが、再現ケースを自分で作らなければいけない場合など、それだけでかなり時間がかかります。最近は、フルスタック構成なことが多いので、WEBだとかDBにかかわることだけではなく、すべてが絡み合うことも多いのです。これは結構大変。Railsのメンテナンスがローコストでできているなら、すばらしいことだと思いますが、残念ながらSeasarの場合は、コストがかかっています。
MLならまだ楽です。ユーザのほうから投稿してもらえるから。MLは敷居が高いので、blogに書いて済ませるユーザもかなりいます。そのようなbloggerをいろいろな方法を使って検知して、フォローするのは大変です。コストはかかりますが、私はそのようなbloggerも大切にしています。
単に時間がかかるという問題だけではありません。Seasarを仕事で使われている方が結構いらっしゃるので、質問があれば、迅速に答えてあげなければいけません。質問によっては、それで仕事がストップしているようなことがあるかもしれないからです。
常にそういう人たちに迅速に答えるためには、昼間に作業をする必要があり、一人だけでなく、チームで作業をする必要があります。それを趣味でやるのは、すくなくとも私たちにとっては無理だと思っています。
追記:Seasarなみの分厚いサポート・あるいはクリティカルなサポートを私たちが趣味でやるのは無理です。
Rubyができているのはそれはすごいことだと思います。
きっとRubyのサポートを趣味扱いされたことが気に入らないんだと思いますが、もう一度私の書いた文章を見ていただくと、誤解が解けると思います。エンタープライズな分野でクリティカルなユーザを相手するには、趣味ではやっていけないということです。
Seasarだって仕事でやっている人たちだけではないですよ。ボランティアベースでご好意で参加されている方も大勢います。この人たちのおかげでSeasarも成り立っています。
ただ、クリティカルなサポートは、趣味ではできないということです。
さらに追記:


趣味の活動を否定されるならそもそもSaesarをエンタープライズに適用するのは諦めたほうがよろしかろう。違いますか。
もう一度、私の書いた文章を見てください。

Seasarだって仕事でやっている人たちだけではないですよ。ボランティアベースでご好意で参加されている方も大勢います。この人たちのおかげでSeasarも成り立っています。
趣味の活動は、まったく否定していないつもりです。
そして、何度もいってますが、クリティカルなサポートは、趣味ではできないということです。