ひがやすを技術ブログ

電通国際情報サービスのプログラマ

スクリプト言語とタイプセーフな言語の生産性

最近、JavaScriptのようなスクリプト言語と、Javaのようなタイプセーフな言語をどちらも使っているので、私が感じた生産性の違いを書いてみたいと思います。
スクリプト言語は、「書いて動かす」を短期間で何度も繰り返すことができるので、短いコードを試す分には、生産性が高いのではないかと思います。短いコードと書いたのは、意味があります。ある程度コードの量が増えてくると、間違いを探すのが非常に大変になるんですよ。さくさくっと長短時間で開発してきたのに、ちょっとした間違いを探すのに膨大な時間を費やす羽目になる場合がある。
その点、タイプセーフな言語は、コンパイル時にかなりのチェックをしてくれるので安心です。IDEなどのコード補完もGOOD。動かさずに単に書くだけなら、タイプセーフな言語はかなり生産性が高い。ただし、デプロイの時間を待つのはかなり無駄です。
スクリプト言語が簡単なサイトを作るのには向いているが、大規模なサイトには向いていないと言われるのは、コードの量が増えると間違いを探すコストが増えるためと言うのもあるのではないかと思います。
ある程度の分量のコードを書いてもほとんど間違わないと言うような達人の場合、スクリプト言語は、かなりの生産性を達成でしょう。
しかし、私のようなコードを結構書き間違えるような人には、タイプセーフな言語でコンパイラIDEに助けてもらったほうが良いと思います。さらに、HOT deployがあれば、デプロイは不要なので、タイプセーフな言語でもさくさく開発ができます。よっぽどの達人以外は、タイプセーフな言語 + HOT deployの環境が最も生産性は高いのではないかと思います。

コンパイラおばさんとの対話

矢野さんも同じような気持ちのようです。