YSP via とらねこ放浪記
ありそうでなかったJSP(JSF)への変換フレームワーク。
ずっと前にアピラクンさんには、いったのですが、今のJSFのツールにはあまりメリットがないように感じます。
まず、データベースとのバインディングは、実戦ではとても使えません。
ツールでWYSIWYGにレイアウトする部分も不完全な部分があるし、実際はデザイナがレイアウト作るんだから、開発者は、JSFのツールではデザインしないし、デザイナは、JSFのツールは使いません。
まるっきりだめなわけでもなくて、バインディング、バリデーション、フォーマット、ページ遷移、状態管理の仕様がきちんと決められているのは良いことだと思います。コンポーネントの仕様も決められているので、再利用性もあがるでしょう。
でも、IBM、Sun、Oracleのツールは、ポイントずれてますから。残念！！！
前に、VBなどがはやっていた頃とは、開発のスタイルが変化しているにもかかわらず、それを真似ていてもだめなのです。
開発のスタイルの変化とは、
などがあげられると思います。
そうなってくると、テンプレートは、HTMLを使い、HTMLエディタで編集する、それをJavaにマッピングできるようにするのが、最も今の開発スタイルに合っているわけです。
Tapestryの方向性は間違ってないと思います。でも、標準的な仕様として、JSFが出てきたので、Tapestry風JSFのほうが仕事では使いやすいなぁ。客にJSFと比較してどうなんだと言われるのは目に見えているので。
JSFという標準に準拠しています。さらに、ツールがないとレイアウトも確認できるないというJSFの弱点を克服し、デザイナとの連携もバッチしです。というほうが説明しやすい。
私の場合、技術的に優れているかどうよりも、客に受け入れやすく、仕事に結び付けやすいことの方が大事なので。
YSPとS2JSFの違いは、YSPがYSPをJSF用のJSPへのコンパイル。JSPのコンパイルという2ステップなのに対し、S2JSFは、HTMLを直接コンパイルして、JSFのUIコンポーネントツリーを作ることです。
また、YSPは、YSPにHTML以外の要素(バインディング、バリデーションなど)も入ってきますが、S2JSFは、HTML以外の要素は、View仕様ファイルに分離されています。TapestryがHTMLにも記述できるし、Page仕様ファイルに完全に分離することもできることとの違いといって良いと思います。
