ひがやすを技術ブログ

電通国際情報サービスのプログラマ

後輩の育て方

こんなことを書くと、うちのチームのメンバが「なにもやってないじゃん」って突っ込むでしょう。そう、ほとんど干渉せず全部のその人に任せるのが私のやり方。
社会人になりたてのころは、ある程度面倒見ることも大事だと思いますが、そこそこの経験をつんだ後は、自分で考えて行動するしかないんじゃないかな。
こんな私の方針のせいで、とばっちり(?)を受けているのは、Teedaのリーダーである大谷さんかもしれません。私は、Teedaの開発方針・運営については、ほとんど口を出さないので、自分で考えるしかありません。きっと、プレッシャーなり悩みなり思うところはいろいろあると思いますが、結局は自分で解決していくしかないと思うんです。
悩んだ分人は成長するなんて、甘いことは言いません。ただ、いろいろ考えたことは無駄にはならない。
後良く思うのは、上司だとか先輩だとかは、ちょっと経験があるからといって、本質が理解できているわけではないし、正解を知っているわけでもないということです。アドバイスを求められたときに答えるのは良いと思うんですが、そうでないときにあれこれ言うのは、おせっかいだけではなく、間違ったことをいってる可能せいもある。
いらんおせっかいを聞いて失敗するよりは、自分で悩んだ結果、失敗したほうが良い。
また、別の例だと、太一がRaptorの勉強会に行って寝てたとします。まさたかさんは、俺なら二時間説教だといってましたが、私は何も言わない。寝たらしゃべってくれてる人に失礼というのも良くわかる。でも、つまんないと思ったら寝るってのも1つの価値観。すべて自分の責任でやるんだから、人として明らかに間違ってなければ(犯罪とかでなければ)、自由に任すということでよいのではないかと思っています。
とはいえ、ずっと放置すべしといってるわけでもありません。会社の仕事で失敗したら、会社に迷惑かけるし、オープンソースで失敗したらユーザに迷惑をかける。それはそうなんだけど、あれこれ干渉するより、ほとんど任せたほうがその人のためになると信じています。

事なかれ主義者

プロフィットセンターである現場に対して「常に自分の頭で考えろ」では、何のためにコストセンター技術者を雇っているのかわかりません。決して社会貢献とかメセナとか広告宣伝のため(だけ)に雇っているわけではないと思います。(

最新の技術あるいは有力な技術はコストセンター技術者にまかせておくというのもよくある選択肢です。事業部横断な組織がそういう役割を担うやつ。
でも、そういう組織の人って事なかれ主義であることが多い。責任を負いたくないからね。失敗したとき。だから、正解かどうかは別にして自分に対して失点がつかない選択肢をとる。
それを一方的に攻めるつもりもない。でも、事なかれ主義なら、専門の部署じゃなくても誰でもできるんじゃないのと正直思う。
後よくあるのが、本社のシステム部だとか統括センターだとかがなんか今後はこれだという記事が多いやつを社内フレームワークだとかにして、押し付けるやつ。
すごくよくある構図だけど、そういうのは、押し付けられた人が不幸になる。だって、押し付けた人も確たる意志がないんだから。単に何かに右ならえしただけ。これも事なかれ主義だよね。
おいらなら、どんな立場だろうと自分で考え自分の言葉できちんと話せる人になりたい。